基本理念
-
「適切」「適正」
最適のタイミングで最高のパフォーマンスを
基本方針
- 1、「地域」や「ひと」をつくる人財の拡大
- 2、スムーズで規律ある組織運営と情報発信の確立
- 3、「社会・市民参画意識向上」を推進するまちづくり運動
- 4、規律や友情を想う、次世代を担う青少年の育成事業
- 5、時代に適した「奥津軽虫と火まつり」の開催
- 6、
- -1.アオモリサマーサミットの主管
- -2.「立佞武多」に関する次世代継承事業の開催
- -3.認承60周年へ向けた意識向上
LOMスローガン

2023年度理事長 對馬 幸征
はじめに
「青年は理想に燃え、未来への期待を常に強く持っています。希望に満ちた明るい豊かな社会、正義が行われる理想の社会の実現を心から熱望するために」の熱き想いを持ち、青年経済人が相集い力を合わせていく。まさに近年からパンデミックした新型コロナウイルス感染症とどう戦い、地域や住み暮らす人達と共栄共存していくのか、我々青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会」の創造に向け考えを改め、行動していかなければならない。
創立から59年目を迎える五所川原青年会議所には、脈々と受け継がれてきた熱き志と実現力、強いリーダーシップと強く深い絆をもつ仲間、すなわち「結の精神」を継承し、今日まで、まちのため、ひとのために運動を展開することができました。
「修練・奉仕・友情」の三信条のもと、最適で最高の運動をするためにも青年会議所会員一同のお金には代えられない経験からくる地域への想いはやがて、「明るい豊かな社会」の創造に必ず寄与されることを願い、仲間と共に本年も邁進して参ります。
人財拡大が巻き起こす運動に向けて
直近で最も期首会員数が多かったのは2019年度で52名でした。その年の前後の期首会員数は50人をきり40名前後を推移しておりましたが、2023年度期首は33名とこの地域を取り巻く経済情勢や人口減少など様々な状況により減少の道をたどっております。
青年会議所運動が地域に伝わり広がっていく力は、我々が興す様々な活動を通じ会員相互の協調性と個々のスキルアップによって相乗効果を成して表れます。まちやひとづくりをする当会の運動を展開していくために、人財拡大をおこない一人でも多くの人を巻き込んで発信して参ります。
人財拡大が青年会議所運動の礎になり、力強く推進していくことで、会員の意識高揚そして組織の意識向上が、より地域へ寄与されることと確信しております。
規律ある組織運営と情報発信に向けて
どのまちにも、地域特有の背景に基づき課題があり目的をもって活動している団体は数えきれないほど存在します。そのなかでも、20歳から40歳までの限られた時間の中で活動をし、運動を展開する団体は青年会議所しかありません。さまざまな無駄を省き、青年会議所、仕事、家族のためにも、我々は組織力を強くし正確な情報を伝えていかなければなりません。
まちやひとづくりを地域に向けて若い力を集結し運動を展開する我々は、先輩諸兄から活動への意思を受け継ぎ守り高めていくためにも規律ある組織運営を確立致します。また会員一人ひとりが青年会議所会員という自覚を持ち活動していくために、各委員会と情報共有を図りながら行っていきます。
明瞭な財務並びに法制管理を堅持し、コンプライアンスや著作権などを公正明大で信があるSNSを活用した情報発信を、総務広報委員会を中心に取り組んで参ります。
社会・市民参画とまちづくりに向けて
時代がコロナ禍により生活水準がめまぐるしく変化しております。五所川原青年会議所が展開していくまちづくり運動にも、昨年は大きな転換を迫られました。地方創生を国が掲げた2018年度から、日本全体の活力を上げる目的で行ってきた政策を今一度Withコロナに選定し活動をしていく必要があります。
当会は会員が市民を巻き込み続けてきた市民参画にスポットを当て構築してきた事業を行い、これからの会員や市民の社会参画意識を向上させるためにも、五所川原市と2012年度に協定され実施されていた五所川原市民討議会を基に、「市民」「行政」「当会」が三位一体による連携と協働して進んでいきます。
まちやひとの意識を変革していくことで、時代や世代の垣根をこえたまちづくり運動は更なる「明るい豊かな社会」の実現に繋がると信じて邁進して参ります。
次世代を担う青少年へ向けて
現代の子ども達を取り巻く環境は、コロナ禍を背に急速な情報社会へと大きく構造変則の渦中にあります。大人達も経験したことのない未曾有のパンデミックは子ども達に多大な影響を与え、新生活様式が国で制定され、学校での学び場、山・海・陸での遊び場でさえ制限が掛かっており、成長する機会が希薄になっております。
学び場では、学問はもとより学校での集団生活によって磨かれる規律や、スポーツを通じてお互い高めあう己の精神力の向上を図る機会や、自然を通じた遊び場では計り知れないほど培える友情などを育み、家族や仲間を思いやる青少年へと成長させる機会を創出して行っていきます。
子ども達の笑顔は喜怒哀楽からなり、様々な経験をへて自然とでる行動だと思います。
学問や規律を重んじ、友情に育み友情から学ぶ人間形成を醸成することが、地域の未来を担う人財になることを確信し行動して参ります。
時代に適するまつりに向けて
「天下泰平」「国家安泰」「五穀豊穣」「悪疫退散」の祈りを込め先人達や五所川原青年会議所の先輩諸兄から伝承されてきた「奥津軽虫と火まつり」は本年で51回目を迎えます。昨年度は50周年の節目を無事に迎えられ開催できたこと、そしてこれかも地域の幸せを願うまつりとして伝承し運動を展開していかなければなりません。
地域の伝統を更に発展していくなかで、時代に適して進化し続けるためには、会員一人ひとりのまつりに対する意識高揚を図る機会を創出し、地域の未来の担い手と活動を共に関係団体や地域企業との連携を密にし、時代に適したまつり開催に向け目指して参ります。
伝統の燈火を次世代へ絶やすことなく、まちが、ひとがこの「時」にしか味わえない価値を共感する「第51回奥津軽虫と火まつり」を開催し、この地域の「弥栄」に繋げます。
五所川原青年会議所の在り方・これからの方向性に向けて
2012年度に公益社団法人へと五所川原青年会議所が法人格を移行し11年が経ちました。この11年間の公益事業は行政との連携を図り、確実な組織の運営体制を継続してきたことは先輩諸兄からの賜物だと思っております。公益性の重要性を配慮し、次世代が思う青年会議所の在り方に語り掛け考慮していく必要があります。
2024年度に認承60周年を迎える当会は、「2023年度アオモリサマーサミットin五所川原大会」を開催するにあたり、大会の成功を目的に青森ブロック協議会と連携、そして同じベクトルでいくという意思疎通を確実に行います。さらに五所川原の最大の夏祭りである「五所川原立佞武多」に参画し子供たちや大人たちを巻き込むことで、次なる担い手に地域の魅力というバトンを渡していけるよう進んでいきます。
県内8会員会議所会員一同が志しをひとつにすることや、この地域に住み暮らすひとたちがまちを想う意識を向上させることが、我々が想う「明るい豊かな社会」の発展に寄与されることと信じ邁進して参ります。
結びに
2011年1月22日、会社の代表を担っていた親父は53歳という若さで、家族と社員を残しこの世を去りました。会社のスキルやお客様に対する誠実さが認められ、取引先も大手ハウスメーカーへと繋がり、仕事の幅も広がり始めた矢先のことでした。当時、私は現場管理いわゆる職人で、経営の事など何一つ知らない状況で突っ走っていて、親父の事や会社も落ち着かない中起こった東日本大震災。職業柄、電気工事業というライフラインで人々の生活に直結するのもありすぐ被災地に向かいましたが、被災地は想像を絶する光景に言葉を失いました。まだまだ余震が続いている中、復興作業をしている場所の近くで若い人達が、JCIという文字を背中に全国各地の県外ナンバーの車で給水や配給などのボランティア活動を行っていました。自分の事より人の事。親父や会社の事より被災地の事。はじめて時間の価値を考えさせられました。あとからその団体が青年会議所という事を知り、当時の先輩の誘いもあり返事をして2012年に入会致しました。
入会して月日が経ったなか、先輩諸兄からたくさんの学びをいただき、地域を担う仲間と切磋琢磨して共に成長して、深い絆の仲間ができました。
これまで自分や仲間との活動に費やした時間はお金に換算できないくらいの価値があります。
仕事に家族にJCに、費やす時間の価値は自分にしかわからず、価値ある時間を、どこに、誰に、どうやって費やしていくのかを自問自答し実行することで、歩みを止めることなく今日まで来ることができました。
混沌とした情勢が3年経ちWithコロナと時代が変化していき、本質を見定め共に歩んでいく時だからこそ、『TIME is Money~価値ある時間を大切に~』をLOMスローガンに掲げさせていただきました。我々、JAYCEEが価値ある時間で能動的行動することが、まちやひとに変革をもたらし、やがて「明るい豊かな社会」の実現に繋がるものと確信し邁進して参ります。